イーサリアムの可能性を見せる猫ゲーム

ビットコインとイーサリアムの違いには以下のようなものがあります。

  • ビットコイン:データを保存し転送する決済と送金に制限されたシステム
  • イーサリアム:決済と送金だけではなく自立分散型(非中央集権)アプリケーションアプリ「DApp」(Decentralized Application)を作成し契約したり資産を生成できるビジネスフラットフォーム

そのためビットコインはデジタル金と呼ばれ、イーサリアムはブロックチェーンのアンドロイドと呼ばれます。DAppを通して行われる取引に対する代価は暗号通貨(Ether)で支払いします。

最近、そのビジネスプラットフォームを生態系ゲームとして利用したイーサリアムの可能性を表すDAppがリリースされ関心を高めています。

カナダのゲーム会社「アイオムゼン」(Axiom Zen)が2017年11月28日に発表した猫ゲーム、クリプトキティ(CryptoKitties)です。

ゲームの発表直後、イーサリアムのブロックチェーン内の一日転送量(トランザクション)が史上最高値である70万1834件を記録しました。(ビットコインの一日最高トランザクションは41万2725件)。普通のスマホアプリとは比較できませんがゲーム利用者が12月1日1,165名から12月4日6,600名です。発表直後一週間彼らが取引したイサー(ether)をドルで換算した金額は200万ドル(約2億円)です。

負荷の少ない快適な環境がイーサリアムのメリットでしたが、猫たちが問題を起こしています。イーサリアム財団はこの問題を解決するため、マイニング方式の変更と新技術の導入などを研究しています。猫たちがイーサリアムを発展させているようです。

この猫ゲーム「クリプトキティ」は異なる種類とさまざまな能力を持っている猫たちを収集するゲームです。収集した猫を交配させ、新しい種類の猫を作りだし販売し収益を得ることができます。

「ブロックチェーンの上に座っている猫たちがポケモンのように人気が上がっています。将来のインターネットになるブロックチェーンの可能性を見ることが出来る。」(スタートアップ業界のビルボードチャートの役割をしている「プロダクトハント」CEOライアンフバー、2017.12.4.ツイッター)

この猫たちは二つの遺伝スタイルを持っています。

  • 見た目:色、まだら、ひげ、目、しっぽなどが違います。また部位ごとに256個の遺伝種類があります。見た目の組み合わせはほぼ無限に近いです。
  • 性格:生まれるとき、速さ(Fast)、迅速さ(Swift)、鈍い(Sluggish)、鋭い(Catatonic)など8つの性格から一つを持ちます。この性格は交配後、次の交配までの時間を決めます。時間が短いほど交配で得る収益と、珍しい猫を獲得する確率が上がるため、値段が高くなります。

猫が生まれる方法は二つです。

  • 15分に一匹ごとに自動的に生まれます。この時に生まれた猫は0世代(Gen 0)として分類され生まれるとすぐオークションに登録されます。これがゲーム会社の収益になります。
  • 交配、利用者が自分の猫同士を交配させたり、掲示板に行ってほかの利用者の猫と交配することができます。0世代の子は1世代(Gen 1)になりますが、同じ世代の間のみ交配が可能です。

利用者たちは二つの方法で収益を得ることができます。

  • 交配、ほかの利用者が交配を申し込んで来たら、その条件でイサー(ether)をもらいます。珍しいスタイルと性格を持つ猫が人気が高くなります。
  • 再販売:交配で生まれた珍しい猫は高値で売買出来ます。例えば販売額1位の猫であるGenesisは246.9255イサー(ether)なんと約1千万円です。

よく考えたらこれからのゲームは、インターネット環境でも実装可能です。しかし、ブロックチェーンフラットフォームが胎動期のため、ブロックチェーンが日常にどう使われるかに対する可能性をゲームを通じて体験することが出来ます。

「ただかわいいのを超えてデジタル猫たちが、飼い主に大きな幸運を与えているかもと、言えるかもしれません。ゲームを楽しみながら収益を創出し、日常にブロックチェーンがどう使われるかのシュミレーションを見せている。」(2017.12.4フォーチュン)

特にネットゲームはゲーム会社がつぶれると、すべてのデータやゲームがなくなってしまいますが、ブロックチェーンゲームはずっと続けることが出来ます。ユーザにはデジタル資産として残ります。猫の生成と購入、交配、販売履歴がゲーム会社のサーバではなく、ブロックチェーン上に記録されるからです。今すぐゲーム外社のサービスが終了しても、交配、販売、購入を通して資産が維持することができます。

ウォークオブクラフトでユーザが作ったアイテムが、サーバに依存することとは違います。ユーザは時間や努力と運などを投資し、デジタル資産としていつまでも所有することができます。このような点でクリプトキティは、ブロックチェーンを利用しデジタル資産を各個人に帰属させることができることを証明しています。

私たちハバスでは、ブロックチェーンを使った技術で世の中をより使いやすくする担い手になりたいと思っています。この猫ゲームの猫たちは私たちの招き猫となってブロックチェーンの可能性のヒントを与えてくれているように思います。

Ethereumブロックチェーン上で仮想仔猫の売買が流行、わずか数日で100万ドル以上の取引が行われた | TechCrunch Japan

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